資産保全学習会

資産保全学習会

世界の金融・経済の仕組みが大きく変わるかもしれない・・・
以前から、ずっと言われ続けてきたことが、トランプ大統領の就任により、いよいよ時が近づいてきたように思われます。
お金やモノなど物質的なものに価値を感じる時代は終わりつつあります。
モノからコトに。物質から情報の時代へと進んでいくエネルギーに包まれています。
限界を迎えている今の金融システムや、各国の対立の構図は、どこかでリセットされてもおかしくないはず。
新しい時代を迎える為には、一旦は過去の仕組みが壊されるような体験をするかもしれません。それを誰もが予感するから、自分たちの未来に不安を感じるのでしょう。
自分の未来を守るのは、自分でしかできません。国や社会が守ってくれるとは限りません。
今こそ来るべき未来を予想し、まずは生活の基盤となる資産から守っていく・・・その為の学習会を数年の時を経て、再開致しました。

ペーパー資産から、デジタル資産へ

ビットコインなどの暗号資産が、まだ仮想通貨と呼ばれていた頃・・・
仮想のような実態のないものなど信用できない。こう考える人は多かったと思います。
しかし、日本円やドルのような法定通貨や株などの、現在主流の金融資産も、結局は人間が勝手に作った取引の為のルールに過ぎません。
お金と暗号資産の本質的な違いは、紙があるか情報かの違いでしかありません。仮想通貨を仮想と言うのなら、お金や株はペーパーに過ぎません。
両者の違いをもう一つ挙げるなら、社会が認めているか認めていないかの違いだけ。暗号資産は法整備も進み、国レベルが認める金融資産に成長してきました。世界の金融システムは、デジタル資産へ移行していくのは時間の問題と見るべきです。
現在の世界の基軸通貨は米ドルです。このドルを基軸とした体制が限界に近づいており、次の基軸となるデジタル通貨は何なのか?この競争が、水面下で始まっているはずです。

暗号資産の分類の仕方は様々ですが、根本的な違いとして大きく2つに分類できます。
まずビットコインのように、運営管理する国や企業がなく、世界の需要と供給のみで価格が決まるもの。ビットコインはデジタルゴールドと呼ばれるよう、金融資産としての位置付けは金=GOLDに近いものです。
その他大多数の暗号資産は、どこかの団体か企業が主導でつくったものなので、その目的や技術が世間に認められるかどうかで価値が決まります。
これを正しく理解すれば、ビットコインが次世代の基軸通貨にならないこともわかるはず。
各国がビットコインを資産として保有することがあっても、戦略的な通貨としては、別のものが市場をとると予想されるのです。

暗号資産の投資話やビジネス案件にはご注意を

世界的に注文されているビットコインは、日本市場で普及しました。
しかし様々なトラブル案件が続き、メイン市場は中国へと移行。そして成熟した市場に、いよいよアメリカが本格的に参入してきた状況です。
数年前までは、暗号資産は国に認められたものではなく、あくまでもインターネット上のサービスという位置付けでした。だから日本でも、様々なビジネス案件が許されていたのです。
しかし「資産」として正式に認められた今では、国が正式に認めた資格を持つ者にしか取り扱いが認められておりません。従って、今のタイミングで聞く暗号資産の投資話やビジネス案件に関しては、日本国内の場合、違法である可能性が高いといえます。
もちろん、認可を受けた取引所で購入したり、個人が資産として運用することは問題ありませんが、よくある「おいしい話」には、十分に気を付けるべきです。

資産保全学習会では、デジタル時代に生きる皆様の安全を目的とし、世界情勢の他、関連法律や税金、投資やビジネススキームの落とし穴などの知識も学んでいきます。

将来のための積立て型投資のメリット・デメリット

近年、新NISAが流行っています。個人の資産は個人で守るとの名目で推奨されていますが、あまりにもメリットばかりが強調され、大切なことを知らないまま投資している人が多いように思います。
どんな資産形成も絶対というものはなく、可能性がある反面、リスクもあることは理解しないといけません。その上で、これが正解というものもないので、仕組みを正しく理解し、ご自身のニーズに合ったものを選ぶ必要があるでしょう。

まずは流行りの積み立て型NISAを確認してみましょう。
相場で価値が変動する資産を積み立て型で行うメリットは、ドルコスト平均法で語られます。
投資の絶対的な基本は、「安い時に買い、高い時に売る」ことです。
ところが実際は、相場が安くなると不安で売ってしまい、相場が高い時は注目度が高まるので、買ってしまう傾向にあります。多くの人が、心理的に逆を選んでしまうのです。
ドルコスト平均法とは、定期的に定額で購入することで、価格が高い時に買い過ぎにもならず、価格が安い時にも買い損じをせず、投資に起こりがちなリスクを軽減できるというスキームです。
言い方を変えれば、高い時に欲に負けて買い過ぎてしまったり、安い時に怖くて買えないという心理的なリスクを抑えられるので、長期的に見たら、確実に資産を形成できるというメリットがあります。

しかし、このメリットは、あくまで長い目で見た場合に、価格が右肩上がりで上がっていくことが前提に成り立つ理屈です。
例えば、純金積立てなどは、将来的にも確実に右肩上がりで上がっていくだろうことは想像できます。人類にとって普遍の価値を持つ資産だからです。
しかし、株などのペーパー資産は、確実に右肩上がりでいくとは、誰にも言えないはず。時代は変わっています。これまでがそうだったから・・という理屈は通用しないのです。
もちろん積立や投資自体が悪いものではありません。しかし、こうしたリスクを正しく理解した上で、自分のスタイルを決めていくことが大切なのではないでしょうか?

金・銀などの現物資産で未来を守る

先が見えない戦争の行方、私たちの目には見えないところで繰り広げられる情報戦争や貿易戦争。世界情勢が不安定で、人々の不安が高まる今、金の価格は最高値を記録、尚も上昇していきそうな傾向にあります。
金のような現物資産は、総量がある有限な資産であり、時代や国が違っても価値のある普遍の資産であるため、今後も価値が上がっていくに違いありません。
しかし日本だけは、その価値があまり認知されていないように見受けられます。

どんな資産にもメリット・デメリットがあります。
現金資産は、国の政策次第で紙屑となります。暗号資産はインターネットが途切れれば、無価値となるでしょう。金・銀・プラチナなどの現物資産は、財産保全の一角として有益な資産ですが、長期保有が基本となりますし、盗まれたり、災害の被害に遭えば、失ってしまうリスクも伴います。
とはいえ、日本人の資産保全として、金や銀、プラチナなどの現物資産の保有には、もっと注目した方がいいかもしれません。


※以上、資産保全学習会の一部を紹介いたしました。