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ワークショップ
ホームスタイルの各種ワークショップ体験型学習会を企画運営。
時には講師に、時には生徒に。各々の個性を活かした、次世代のコミュニケーションスタイルを目指しています。
体験型学習会の目的
近年のコロナ禍において、生活スタイル、ビジネススタイルが大きく見直されるようになりました。
ビジネスにおいては、在宅勤務が余儀なくなれ、オンライン会議が普及しました。この流れにより、これまでのビジネス上の無駄が見直され、対象ユーザーが身近なエリアから全国や海外までに広がるビジネスモデルが誕生してきました。
一方、オンラインの弊害も生まれており、リアルな人間関係の構築を重視する流れも生まれました。
特に、大規模災害や戦争への内在的な恐怖、更なる伝染病のパンデミックの不安、そして食糧危機や物流崩壊の可能性など問題を抱える時代背景を考えると、今こそ地域密着型の小規模コミュニティの確立が急務なのではないかと考えます。
ワークショップのような体験型学習会は、その第一歩となる活動です。
何を学ぶかも大切ですが、それ以上に、志を同じにする気が合う仲間たちが、各々の個性を発揮できる場となるような友好活動を目指していきます。
心身の健康を取り戻すために
近年の日本のように豊かな環境にあることが、真の幸福とは限りません。幸福とは、心が満ちている状態だからです。
今の世の中は、未来の希望よりも、未来に対する不安ばかりが浮き彫りになっています。現状がどうであるかよりも、明るい未来を心に描けているかが、幸福への条件なのではないでしょうか?
環境が豊かで、インターネットも普及した今の時代は、一人の世界に閉じこもる人も増えてきました。しかし、自分さえ良ければいいとなりがちで、他者の為に生きるという、人として当たり前の生き方を見失う傾向があります。すなわち境涯を落としてしまうことが、幸福から遠ざかる原因になっていると考えます。
これらの問題を解決することは、他者と関わることです。
もちろん家族という人間関係の最低単位も大切ですが、家族には依存を起こしやすく、人間関係の負の側面を引き出す可能性も高まります。
そこで、もう一段開かれた他者との関係、他者とのコミュニティが、個人の幸福のためにも、円満な家庭の構築にも大切になるのではないでしょうか?
多世代型教育コミュニティ
時代は大きく変わっています。昭和の時代を生きた大人の常識は、今の子供達には通用しません。
私たち大人は、社会のルールや規則を重んじ、義務感を大切にする時代を生きてきました。しかし、今の子供達は、決められたルールに縛られることを嫌います。逆に「私はこれが好き」「これはしたくない」という意思がはっきりしており、同時に自分と違う価値観を持った他者を認めることができる性質を持つように思います。
私たち大人は、社会のルールに縛られる反面、時代が変わっても、国が変わっても、普遍的な「人としての道」を見失っているのかもしれません。心が純粋な今の子供達は、生命が感じる「正しい道」に従っているだけなのだと思えてなりません。
こういう意味では、今の時代に生まれてくる子供達は、私たちにとっての人間としての「先生」の役割なのかもしれないと考えています。
そこで私どもが目指す教育スタイルは、大人が子供達の先生であると同時に、時には子供達が大人の先生となるような、多世代型教育コミュニティです。
もちろん子供達は、知識や体験がありません。これまでの日本を支えてきた高齢者の方々は、人生の体験や道徳を、現役世代の大人達は、最新の知識やノウハウを伝えていく役割があるはずです。
私どもは多様なワークショップを企画運営することで、全ての世代の人が、時には先生に、時には生徒になりながら、共に学んでいけるコミュニティーを目指しています。
私達は、元々はNAVICANさんの企画する様々な講演会や学習会に十年近く参加してきたメンバーが主体になって活動しています。
当時は現役バリバリで仕事をしていたメンバー達も、すっかり高齢者となってしまいました。
以前から、難解な科学の話などもありましたが、皆が理解できるような簡単な言葉で教えてもらっていたので、誰もが喜んで参加していました。何よりも一緒に学べる場があること、一緒に学べる仲間がいることに勇気づけられていた気がします。
ところがコロナ禍になり、年齢のせいもありますが体調を壊す者も増えてきました。集まる機会もなくなり、人生に張り合いがなくなるように感じる人ばかりでありました。
そんな中、多世代型教育の提案がありました。皆が皆、先生にもなってもらいたいという話でした。
誰にでも自分だけの特技があります。それを次の世代の人達に伝えていける機会を与えられる事は嬉しく感じました。
特に私達高齢者にとっては「何の為に生まれてきたのか」「自分の使命を果たせたのか」というテーマは、常に考えざるを得ません。しかし残念ながら「使命を果たせてない」と感じている人ばかりなのが現状です。
その時「使命を果たせていないと感じている事は、まだまだ生きていく意味があるからだ」との言葉に誰もがハッと気が付いたようです。
私は、人生の目的は、誰かの為に、何かを伝え残していく事だと考えています。
自分にできる事は何なのか?今は色々なワークショップを皆で考えながら、まだまだ模索している段階でありますが、このワクワクさこそを、若い人達に伝えていきたいと思っています。
by Kyoko
長野チームは、40代〜50代の女性が中心で活動していますが、オンラインで仕事ができるスキルを身に付けようと、学習目的で集まった仲間達であります。
当初は、専門的な知識を身に付ける事を目的と考えていましたが、日々の活動を通して人間関係ができてくる中で、知識は身に付けて発信するものではなく、活動を通して学んでいけたらいいなと思うようになりました。
今の仲間達は、皆、健康や食に興味があり、情報交換しています。
食に関する様々な不安や、物価高という現実がある為、自給自足の生活を見直していく必要性を感じています。
そこで学習の時間の合間に、野菜作りを一緒にするようになりました。
体の健康は、まずは食から。そして野菜作りは、土作りから。
長崎チームの農家さん達にオンラインを通して教えてもらいながら、無農薬のノウハウを学びました。
普通は農薬を使わないと、虫に悩むことになります。しかし、元気な土を作ることで、害虫が寄ってこない畑ができることがわかりました。
この方法は、家庭で生じる生ごみを活用するので、環境問題にも貢献できそうです。土を改善するまで時間はかかりましたが、土ができてしまえば、以前とは比べ物にならない美味しい野菜ができることがわかりました。
いわゆる昔のスタイルは、いかに体にも土地にも健康的であったのですね。
美味しい野菜ができたら、次の段階は料理です。
現代の食生活は、添加物が健康を害しているのは明確です。素材の次は、調味料ですね。
健康に良い料理は、質のいい調味料で決まると思います。こればかりは入手するしかありません。
もちろん高い調味料を使えば、料理は美味しくなりますが、お財布には優しくありません。主婦の立場からしたら、価格と質のバランスを取ることも現実的に大切なポイントです。
今や、ネットで全国各地から良い商品を取る事が可能。幸いな事に、長野は地元に良い調味料はたくさんあります。
そこでポイントは、まとめ買いをすれば安く買えるという事。自分の家庭だけでは使い切れない量であっても、仲間でシェアすれば、質の良い調味料を安く入手する事ができますから。
長野チームは、野菜作りをし、料理も共に学びながら、美味しい料理を楽しみつつ学習会をしています。(笑)
この仲間を増やす為には、ワークショップが最適。まだまだ始めたばかりですが、今後はワークショップの回数を増やしていきたいですね。
将来的には、一緒に自給自足ができる小コミュニティに発展させたいです。
by Momiji
※活動方針
NAVICANは、独自企画でワークショップを運営するだけではなく、ワークショップを開催するメンバーのサポートにも力を入れています。
よく会場を提供するビジネススタイルがありますが、このスタイルでは、ワークショップの内容はある程度自由になります。つまり、同じようなジャンルで競合が起きてしまいます。
こうしたビジネススタイルの場合、競合による人脈の取り合いが起きがちです。または人脈欲しさに参加し、自分のビジネスや投資話に誘導するような者も出てくる可能性があります。
NAVICANが運営するワークショップは、ジャンルには拘りませんが、主催者や参加者同士の人間関係や意志を大切にしています。志の同じ気の合う仲間と、情報やノウハウを交換していくスタンスは守りたいと考えております。
従って、ネットなどの媒体を通して不特定多数の参加者の募集などは行なっておりませんので、ご了承を願います。